住宅用断熱材は何を選べばよいのか?
◎住宅会社をどこにするか=断熱材選び?◎
大手メーカーをはじめ各断熱材メーカーが多種多様な断熱材や工法を発表していますが、当社で現在おもに採用している断熱材は
“高性能グラスウール100mm”
正確には
<壁:100mm、小屋裏:100mm×2>
高性能グラスウールとはグラスウールの欠点であった耐水性能を強化、超撥水処理を施し、6面を完全パックしたプレミアタイプです。何故?どうしてグラスウールなの?と疑問をもたれる方も多いのではないでしょうか?当社が高性能グラスウールを採用するきっかけは2050年型住宅や寒さに厳しい北海道や北欧の住宅にグラスウールを使っている事を知ってからです。
寒冷地での住宅仕様といえば高気密高断熱があたりまえ、当然断熱材にはこだわります。しかし断熱材だけではなくサッシや雪対策も考えなくてはなりません。ちなみに北海道では樹脂サッシがあたりまえ、サッシメーカーも北海道専用商品を販売しています。カタログもコチラでは見かけないものです。
要するに断熱材以外の性能(サッシ等)も上げなくてはいけない為性能が高くて低コストの断熱材が求められていたのです。北欧ではさらに環境も考えグラスウールが支持されています。
環境を考えた時にしっかりと検証しなくてはいけないのが
ライフサイクルCO2(LCCO2)です。これは
(製造)+(運搬→施工・使用→廃棄処分)-(住宅が削減できるCO2)
のことで、製造から廃棄処分全てにおいて発生するCO2がもっとも小さい値がグラスウールです。
詳細を添付資料にまとめてみましたので
コチラ↓をご覧ください!
※イメージクリックで拡大表示されます。
いかがでしょう、高性能グラスウールは
<断熱性能><環境性能><耐火性能><耐久性能><防蟻性能><防音性能>全てにおいて高性能であり、低コストだからほかの部分に費用がかけられ、高性能な住宅を低コストで実現できるのです。
この事実をいがいに多くの住宅会社は知りません、だから
「エッ~今時グラスウール?」と言ってしまうのです。断熱材を大別した場合<繊維系><プラスティック系>に別れます。最近は現場で吹き付ける木質繊維系の
<セルローズファイバー>や発砲プラスチック系の
<軟質ウレタンフォーム>で特色を出そうとされている住宅会社さんも多く、お客様の中では検討されている方もいらっしゃると思います。当社でも検討をしました、確かに性能はすばらしいものがあります、しかし価格の問題、環境の問題、粉塵の問題、ゴミの問題そして耐火性能を考えると寒冷地での実績が物語る様に高性能グラスウールが現時点ではトータルバランスに優れていると考えます。更に当社では
室内側に防湿気密シートを施工し
高気密高断熱化、
冷暖房費を抑え省燃費住宅にしていますので、是非この検証は当社展示場でしていただきたいと思います。
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